低速域を増やすバイクカスタム

バイク

バイクをカスタムする場合、大抵はエンジンの出力を最大限に生かそうと高速域を増やすようないじり方になるのが一般的です。また、車種によっては、特に2ストロークモデルに多いですが、ピークパワー時の出力は非常に高いのですがその他の域はトルクがスカスカといった車種もあります。

こうしたエンジン特性はその気で走っている時は非常に楽しいので人気もあるのですが、例えば普段の足として考えた場合にはとても使いづらいという面もあります。こうした事を解消するのに一番有効なのが給排気系のセッティングの見直しです。ざっくり説明すると、吸気を増やす、排気を少し抑えるといった事だけでも低速トルクは増加します。

排気の方はノーマルマフラーであっても元々、低・中・高速域全てでまんべんなく出力を発揮出来るようにセッティングされているものですのでそこを見直すだけでも多少の効果はあるのです。また、どうせバイクをカスタムするのであれば少しでもパワーを稼ぎたいと思うのがライダー心理でもありますので、どうしても高速で排気の抜けの良いマフラーを選ぶ事が多いのですが、こうした抜けの良いマフラーを付けた場合、きちんとセッティングしなければ低速がスカスカになってしまう事があります。

こうした場合はパワーフィルターの装着などで吸気を増やす事が必要です。最後にエンジンのスペックなどは関係無く、感覚的に同じような効果を得るカスタムとしてはスプロケットの番数を変えてみるという手段があります。